Contents | フィジカルセキュリティを必要とする施設として、原子力発電所、防衛施設、放送局、金融機関、研究所、工場、病院、文化施設、オフィスビル、学校などを想定しています。
フィジカルセキュリティの設計とは、「何を、何から、どの程度守るのか?」を決めることです。ここで、「何を」とは、守るべき価値を定義することです。「何から」とは、想定する脅威のシナリオを定義することです。「どの程度守るのか?」とは、数あるセキュリティ対策の選択肢の中から、実施すべき対策を選定することです。これらを決めるためには、セキュリテイポリシーと予算と期限の条件が明確でなければなりません。
フィジカルセキュリティの設計者は、リスク管理及びセキュリティ運用の知識を以て、リスクレベルに応じたセキュリティゾーニングを行い、区画の強度を決め、ポリシーに沿ってセキュリティシステムを構築します。
セキュリティ区画は、平面配置図上に定義したセキュリティレベルを表記したものです。
5 :重要物を保管するエリア
4 :重要物を取り扱うエリア
3 :特定社員が入室するエリア
2 :社員が異動するエリア
1 :外来者が異動するエリア
のように定義します。
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