Contents | デジタルフォレンジックという言葉があります。
フォレンジック(forensic)とは、「法廷の」「法医学的な」「科学捜査の」という意味を持った形容詞。コンピュータ関連でフォレンジックという言葉が使われる場合は、コンピュータやネットワークシステムのログや記録、状態を詳細に調査し、過去に起こったことを立証する証拠を集める捜査を意味します。
デジタルフォレンジックとは、不正アクセスや機密情報漏洩などコンピュータに関する犯罪が生じた際に、原因究明や捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称です。
内部統制とは、取締役の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制、及び、株式会社の業務の適正を確保するための体制を意味します。(会社法362条4項6号)
内部統制は、大会社である取締役会設置会社に義務付けられており、内部統制システムの内容については、取締役会で決議する必要があります。
企業は有効かつ効率的な企業運営を行い、利益を上げることが求められる中、企業内で起こる不正や犯罪について適切に管理するための内部統制が必要で、そのためデジタルフォレンジックの活用が重要となっています。 |
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